金沢大学人間社会学域人文学類心理学コースを志望する方にわたしたちの研究室についてご理解いただくため,日ごろからよく受ける質問と,それに対する回答を掲載します。


【Q1.心理学とはどのような学問なのですか?】
Answer:心理学には,知覚心理学,認知心理学,感情心理学,発達心理学,教育心理学,人格心理学,社会心理学,文化心理学,臨床心理学,生理心理学,神経心理学,比較心理学・・・などの多くの専門領域があります(ここに挙げたものはその一部にすぎません)。このように多様な心理学も,人間の行動の原因を科学的な視点から明かにする,という共通の目的をもっています。

【Q2. 金沢大学人文学類の心理学コースでは,具体的にはどのような研究をしているのですか?】
Answer: 教員紹介のページに各教員の研究内容や個別のページが紹介されています

【Q3.心理学の研究には数学やコンピュータの知識が必要だと聞きましたが,本当ですか?実験や調査もおこなうのですか?】
Answer: 心理学の研究では,実験や調査などの「実証的な」方法を使ってデータを集め,分析します。そのような方法は,心理学コースが用意する演習や実習という名のつく授業で習得できます(ですから,入学前からあまり心配する必要はありません)。これらの授業で「心理学的な現象を科学的に眺める視点」を身につけるとともに,データを収集し分析するためのスキルを学びます。
 数学やコンピュータの知識は,このような研究をすすめるときに大いに私たちを助けてくれます。具体的には,コンピュータを使った実験をおこなう,集めたデータを統計学的に検定・分析する,分析されたデータから得られた結果について発表(プレゼンテーション)する,といった局面で,数学的知識やコンピュータの利用が必要になります。
 こうした知識だけではなく,心理学は学問的な発展を遂げる中で,多くの隣接諸領域と関わりをもつようになりました。よってその範囲は広く,社会科学や発達科学,さらには医学,工学などの自然科学系の学問とも深いつながりがあります。心理学を学ぶものは,人間についての様々な視点をもち,人文学類内外の関連領域について学ぶことに努めてください。

【Q4.心理学を研究するうえで必要な外国語はなにですか?】
Answer:主だった研究成果は英語で書かれた論文として発表されることが,今日では普通になっています。世界中の研究者が毎日のように英語の論文を発表している状態です。ですから,英語で書かれた論文を読むことができる,ということが研究の第一歩と言えるでしょう。演習の授業では,教員とともに英語論文を講読することを通じて,このような論文を読み解く力を養うことができます。また,英語以外の言語で書かれた論文や本もないわけではありませんし,英語以外の言語を母語とする研究者も多いですから,このような言語についてもひろく学習しておくことはよいことだと思います。

【Q5.卒業論文はどのようなテーマで書くのですか?】
Answer:心理学コースの4年次には,自分の関心に沿った研究を教員の助言を得ながらおこない,卒業論文としてまとめ,これを提出します。最近は,認知心理学・人格心理学・社会心理学・知覚心理学・神経心理学・学習心理学・動物心理学,などの領域の研究が多い傾向があります。

【Q6.金沢大学人文学類の心理学コースでは,どのような資格をとることができますか?】
Answer:心理学コースが用意する標準的な科目を履修した場合,日本心理学会が認定する「認定心理士」の資格を取得することができます。
-->認定心理士についてはこちらのページをごらんください。

【Q7.卒業生の進路にはどのようなものがありますか?】
Answer:平成21年度の卒業生の場合,公務員が約39%,一般企業が約28%,大学院進学者が約28%(基礎心理学系,臨床心理学系あわせて),その他約5%となっています。

【Q8.金沢大学人文学類の心理学コースを卒業すると臨床心理士になれますか?】
Answer:臨床心理士資格認定協会が認定する「臨床心理士」の資格を得るためには,同協会が認定する指定大学院の修士課程(博士前期課程)を修了する必要があります。金沢大学の大学院は指定大学院にはなっておりませんので,臨床心理士の資格を希望する場合は,他の指定大学院を受験する必要があります。金沢大学の心理学コースでの学びを生かして,毎年一定数の卒業生が指定大学院に進学を果たしています。